大河ドラマ「真田丸」
思春期のころ、「ファイナルファンタジータクティクス」というゲームの影響で、私は中世ヨーロッパの時代が好きになり、大人になっても読むものは中世ヨーロッパ系のものが多く、日本史に関しては幕末動乱の時代が好きだけで、あとはへーふーんと興味がないまま育ちまして。
それと今はテレビ番組を見て感想を書いてますが、五年前は、テレビなんぞ飾り状態でして、BSCSなにそれ?録画機器すらない状態でした。
テレビ番組の安っぽいつくりが嫌いで、変に明るい照明や、そのせいでかつらとメイクが浮いていたり、尺伸ばしのいらないエピソードなど…不快でして、2時間程度で切り上げるクォリティが高い映画のほうが好きでした。
今ではそんな思い、まったくありません。映画もドラマも良いクォリティを保っていると思います。2010年代から確実に映像技術上がってるよね。
2012年のころ、住んでいる場所が平清盛に関してゆかりの地。地元的には大河ドラマの宣伝を生かし、観光収入を上げるために盛り上がっていたし、これもいい機会だからドラマを見てみることに。
これが私のファースト大河でした。
「平清盛」の荒々しい世界観に対してハマり、そのころから20時はNHKにチャンネルを合わせるような生活になりました。最初はまるで画面の作りが映画と似ていたことに驚いたよ。
次は「八重の桜」、しっかりとした描写で会津戦争を描き、新島八重という女性でありながら敵を蹴散らしていく強さに惹かれ、平清盛と同様20時はテレビの前に着席。
あと去年BSで再放送されていた「独眼竜伊達政宗」を好んで見ていました。若き頃の渡辺謙の荒々しい姿、セリフが仰々しい武家言葉をちりばめており、今の話し言葉の時代劇と全然違ったんですよね。
ただ…一昨年の「軍師官兵衛」のラブ&ピース路線に嘆き、去年の迷走した「花燃ゆ」はOPだけ見て終わるを繰り返し、
2年間定着していた【日曜日20時はテレビの前に着席】する生活習慣ともいえる行動ができず、ぽっかりと空いた穴のような、むなしい時間帯になってしまいました。(大げさ)
あの熱いうねりをあげるような気持ちにさせられる、夢中になれるそんな大河ドラマが恋しい…
そんなこんなで今回の真田丸もどうなのかな…疑心暗鬼というか、自分好みであったらいいなと思い第1話の感想です。
※ネタバレあります
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ドラマ「富士ファミリー」
あけましておめでとうございます。
本年もゆるゆるっとドラマ・映画の感想を書いていこうかと思います。
できたら去年より映画を見に行く回数を増やしたいものです。
お休みなので映画でも見に行こうかと思ったんだけど、子供がどうしても妖怪ウォッチがいい!とせがまれて…
前年、一緒に見に行ったんですが、クライマックスで一触即発になりそうなバトル展開の途中にギャグを挟まれてしまい、それまでギリギリ保っていた何かが…話にのめり込みたい気持ちが削がれてしまい、あっ!もういいです!結構です!といった気持ちになりまして…見に行っておりません。映画だからね、テレビと同じようなテンションはやめて欲しいなあって。
そんななか、マツコデラックスの模倣体、マツコロイドがドラマに出演するという、2日に放映されたNHKの新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」を見ておりました。
※ネタバレあります
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映画「屍者の帝国」 ワトソンとフライデーに友情以上のものを感じた
原作未読。
中途半端に読んで挑んでしまいました。だって…知力3の私に対して、円城塔さんの作品はそりゃ偉大で、読み進めるたびに私の理解力が情けないものだと痛感する。
挑んでは返り討ちにされる有様。
この屍者の帝国は伊藤計劃さんが30ページほど書き亡くなってしまい、盟友の円城塔さんが引き継ぎ書き上げた作品です。
伊藤プロジェクトという、伊藤さんの全作品三本を映画化し、その作品の面白さを映像で表現するいった前代未聞の計劃でノイタミナさんってすごい博打したな~
私個人は虐殺器官が見れたら良いかな~と思っていたぐらいで、ビジュアルで映し出される世界に興味があるといったのんきな具合で構えていたんですが…
残念なことに制作会社が破産してしまい公開延期という…世知辛い現実に直面してしまいました。
やはりお金、この世の理はお金でできてる。知ってた。
虐殺器官のために開けたスケジュールを詰め、きっと屍者の帝国の動員数がよければ虐殺器官もどこかの制作会社が手を挙げてくれるかも知れない。(※これを書いていた時点では新しいプロダクションは設立されていなかった)そんな淡い気持ちを抱きながら最初の映像化作品「屍者の帝国」を見て興行収入に貢献しようと思った次第です。
いやー思っていたより面白かった!(いつもこれだな)
特に男性同士の恋愛がお好きな人にオススメしたいボーイズラブ感たっぷりの作品となってました。
その理由をつらつらを書き連ねてみようかと思います。
当然ネタバレあります。
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ドラマ「らんま1/2」
当時、らんまが実写化決定!という発表の時点でボロッカスに叩かれていたのを覚えている。
私は格別らんまに思い入れがあるというわけではないけれど、アニメが放映されていたら見ていたし、漫画も途中までは買って読んでいたぐらいのミーハーな部類だけど、
この実写化発表当時は食指が動かなった。
どうしても漫画原作が実写化となるとイメージが全く合うか合わないかで大揉めするのは必至。らんまは舞台は現代劇だが、登場人物が変わり者しかいない。ギャグのノリは漫画だとテンポよく見えるが、実写だとテンポ悪ければ空気を壊しかねない寒い空気が流れてしまうこともある。そして欠かせないのはアクションが付随すること。実写化としては難しい作風なのに、敢えて踏み込んでいくのは何でだろうなあと思いつつ、Huluで怖いもの見たさで見ることにした。
結論:思っていたより楽しかった
というのが感想です。
もちろん諸手をあげてよかった!ではないけれど、永年続く原作殺しのような実写ではないのは確かです。だからそこまで批難をするような…気にはならないかな~
脚本も原作ベースにしつつ、大事なエピソードを入れ、乱馬とあかねの距離感をうまく掴んでいました。ふたりとも素直になれないが気に掛けてしまう存在として短時間でよく出せたなと。後半の戦闘シーンはまあ、うん、しょうがないよね。アクションって難しいからさ。
設定に関しては、なびきのキャバクラ勤務だけは嫌でした…だってあのひと、絶対自分で働かずとして生きるタイプと思っていたしwデイトレーダーという設定もあるならさ、キャバクラのオーナーって形じゃダメだったのかな。
乱馬は開口一番、発声がアニメの乱馬と似ていたことに驚いたし、らんまのほうも悪くなかった(できれば胸の谷間ぐらい拝みたい)最初は顔の輪郭が違いすぎて慣れなかったんですけど、見続けていたらそこまで気にならなくなる不思議。
他キャストも文句ないですし、一番原作に寄り添っていたのは玄馬と早雲のオヤジたち。演技オーバーなんですが、そのオーバー気味がこのドラマに合っている。生瀬勝彦と古田新太、さすが年の功やね~
細かいことを言い出せばキリがないけれど、数々の実写殺しを見ていたらこの程度の設定変更なら慣れたのもあるのかもなあw
映画「EVA<エヴァ>」
あらすじも知らず雰囲気的に良さそうだったので選んだ作品。
この映画に関しては、何も知らず考えず見たことが本当に良かったと思った。どうもネタバレが裏ジャケにあったそうで…新鮮な気持ちで初見を迎えたい人にとっては、裏ジャケを見ずに、中身だけ取り出し借りることを強くお勧めします。
スペイン映画、95分という短さ。私は短いほうが嬉しいし、ちょっと気晴らしに見るには丁度いい時間と思いました。短くてもお話は整ってますよ。
※ネタバレあり
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