炭酸メトロノーム

映画やドラマの感想を気の向くままに自由に書き連ねてます/ネタバレアリ

仮面ライダーエグゼイド 第7~9話


第7話


貴利矢の過去回、そしてレーザーレベルアップ回です。彼、2速がバイクなせいで戦いに参戦できないんですよね。3速になったおかげでようやくヒト型になれてよかったねえ!!!


貴利矢はゼロディで友達を亡くしたのは嘘と言ってましたが、実際は配慮無しに告知をし、パニックに陥った友達を事故死させていたという事実から、真実は時にして人を狂わせるものだと身を持って分かっていたのですね。しかも悪夢見てうなされるほど心にダメージ負ってるし。これ子供向け?なのかというぐらい、ドラマパートが重いよう。


今日の自分に嘘はないと永夢と共闘します。主義主張が全くと言っていいほどバラバラな人たちなので、まとまりに欠ける彼らの共闘はある意味貴重なシーンです。


そして永夢、飛彩の前で黒いエグゼイドの正体を貴利矢がバラすのですが…うまいタイミングで参謀のプラトがドヤッ顔ですり替え登場!貴利矢の信頼失墜を狙ったとのことですが、ただでさえ悲惨な過去があるキャラにとどめとばかりのダメージを付けたことによって、俯瞰で見ている視聴者的にはいたたまれない気持ちになりますね。

プラド曰く、パズルのピースのように取り換えたら闇になる…大人の汚いところふんだんに取り入れていて世知辛い。でも実際に…そういうこと…ありますもんね。

 

第8話


大我のレベルアップ回、ここでひとまず各キャラの過去や行動原理の説明が終わります。ちゃんと1話ずつ用意してあるのね。エグゼイドは話の展開は早いですけど各回テーマを決めて丁寧に構成しているのが好感が持てます。また、場繋ぎに回想シーンをしつこく挿入しないのがいいですね。年末に話題になった某原作クラッシャー脚本家さんと大違い。


ガシャット置いてけ妖怪と化した大我先生、なんとバグスターを人質にして永夢と飛彩のガシェットを掛けて勝負を仕掛けてきます。縛られ捕らえられ果てに大我に足蹴にされており、バグスターといえども不憫でなりません。プロトガシェットを使い続けると身の破滅の危険があること、それ故に大我は仮面ライダーはひとりでいいと回想を挟んでおり、自己犠牲を背負ってる系のイケメン?なのか、はたまたゲームに取りつかれた人なのか大我の本意は分からず、レベル3でヘビーアームズ張りの機銃をしかけ二人のガシェットを手に入れるという鬼っぷりでした。


最期にライダーになるには手術が必要とのことで、永夢はその手術を受けてないことが判明で謎が謎を呼ぶ8話でした。

 


第9話


昔、永夢を救ってくれた恭太郎先生との再会、そして四人共闘前提プレイのガシェット登場回。モンハン思い出しちゃうねw
前回の改造手術云々の話からこのタイミングで恭太郎が登場すると、彼が永夢の手術中になんらか投与したのかと思わせるような怪しいひとに見えてきちゃいますよね。


話は恭太郎がバクスターウイルスに感染しゲーム病に。昔の恩義を感じて永夢は救うべき頑張りますがなかなかうまくいきません。焦っているうちにパンデミック発動、グラファイトと戦闘になります。恩人を救いたいあまりに無茶&無謀な行動が多く、暴言満載。飛彩の武器を奪って使うあたり主人公かよ!?と思うほど。

目の前のことがいっぱいになると、後先考えず行動してしまった結果でガシェットを使いこなせず暴走エンド、永夢の患者に寄り添う姿勢は確かに好感が持てるけど、行き過ぎるとどうなるかと見ているお子様だけではなく大人にとってもいい教訓になりそうです。