炭酸メトロノーム

映画やドラマの感想を気の向くままに自由に書き連ねてます/ネタバレアリ

仮面ライダーエグゼイド 第13話

新章突入ーーーーとのことで、色々な変化が起きた回でしたね。

ゲーム病を市民に伝えること、ニコちゃんの登場により花家大我の意外な一面、

そして映画で先行お披露目されていた永夢から分離したライダーの正体とは?

 

いずれ明かされるらしいので座して期待しようと思います。

 

前回は貴利矢が退場となり永夢の心に影を落とします。

人の生死を間近で見てしまい誰かを失う恐怖を知ります。さらにゲストの白河さんより自分は手の施しようにない末期がん、人はいずれ死ぬと言われ、ゲーム病とは違う死を突き付けられ、生きるとは何かと永夢は考えさせられます。

医療ドラマをを書くにあたって避けて通れないリアルな生死のテーマを、仮面ライダーエグゼイドでぶつけてきたのが意外や意外でした。だって正直子供向けって思ってたもの。ぶっちゃけ死至る病なんて記号的に描かれるものだと高をくくってました。

 

医療も進化しましたが、人はやはりどこかで時を止めてしまう生き物。いずれくる別れに対して運命は変えられないのだから、心のどこかで折り合いをつけて生きていけるよう、永夢は別れに対して覚悟と決着をつけなきゃいけないのだろうなと今日の回を見て思いました。

 

 

貴利矢の死を対面して悪魔のような優しい世界を受け入れてみないかと囁きをするパラドが参上して、人心掌握のうまいこと。ライターの敵って話によってバカなんじゃないの?みたいなキャラが出てきますけど、社長とパラドはまったくスキが無い。永夢らを手の上で踊らせ、新章では手加減せず彼らをせん滅に追い込もうとしてます。これが敵なんだから恐ろしいってもんよ。

 

 にしても随所に貴利矢が消えゆくシーンをたびたび挿入したり、ゲンムが持っている武器が貴利矢のものだったりと、貴利矢ファンの傷口を広げる容赦ない演出を振りかざします。

死者は敗者なのだとまざまざと見せつけられた気がするんだよなあ。どうか武器ぐらいは取り返して欲しいな…