デート第六話で巧の母と巧の幼馴染の妹・佳織が見ていた「ミート・ザ・ペアレンツ」が気になり、確か大昔に見たような覚えがあるんだけれど~と、思い出しながら見で再生した感想です。
ええと…この映画は笑える人とそうじゃない人…いるよね。
私はちょっと笑えませんでした。
内容はタイトル通り。
彼女の妹が結婚するので、お祝いも兼ねて相手の親に会いに行くのだけれど、彼女の父親が泣く子も黙る強面のロバート・デ・ニーロ。しかも職業が元CIA。
対する彼氏はベン・スティラー。ベンさん…馴れ馴れしく呼んじゃうけれど、彼は垣間見せる情けない表情、運命に翻弄される役が似合うんだよねえ。
今回はとにかくリアルな不運と不幸のオンパレード。
リアルなので取り返しの付かない出来事が多すぎるんですよ!
義理の父親と対面してから会話は弾まないし、やることなすこと裏目に出てベンさんの居心地の悪さが痛々しく伝わる。また、いわれのない誤解や勘違いのせいで、次から次へと巻き込まれああ!もうお前動くな!と呼びかけたくなってしまう。
でもね、彼の失敗の多くは、なんとかその場を取り繕うためにした結果が招いた惨事なのですが、決して悪気があったわけではないんですよね。
一番こりゃダメだなーと思ったのは、名前や職業で差別・嘲笑するシーン。そこは胸くそ悪くなりましたね。これはさすがに笑えないな…ナースは立派な職業ですよ。
あっこれコメデイじゃなくて、アメリカの暗部でも思えばいいのか。
なんとか誤解も解け、最後は彼女にプロポーズできるところまで辿り着き、一件落着かとおもいきや…
彼氏が最初に寝泊まりする場所は隠し撮りされていて、ベンさん、ストレス発散とばかりに義理の父親の悪口を撒き散らしエンド。親父も趣味悪いなあ~
コメディとしては笑えなかったけれど、面倒くさい親父との攻略コミュニケーションサスペンスと思えば悪くはないのかもね。