炭酸メトロノーム

映画やドラマの感想を気の向くままに自由に書き連ねてます/ネタバレアリ

新年

あけましておめでとうございます。

年末の紅白歌合戦ゴジラ茶番劇からの去年復活したイエモンを見てから、特撮漬けの新年を迎えてました。特撮ばかり見ていたのでテレビなんてチェックしておらず、今になって富士ファミリー2017の録画を忘れてしまい絶望しまくってます。再放送が決まってないのも痛くて…DVDが出ますようにとお願いするしかありません。

 

去年は体調を崩して映画館に足を運ぶことも少なく、見ても感想を書く気も起らず、書こうと思っても超大作を目の前にしたら圧倒され文章が浮かばないこともしばしば。

上手く思いを言葉にしようとすると伝わらないもどかしさ。これこんなにも面白いのに!面白いことを訴えたいのに!!言葉が浮かばない!!

頑張ってアウトプットしても、自分の経験が浅はかなため、滑った言葉しか出やしない。言葉にしたからと言って気持ちが通じるわけでもないし、通じようと下手に小細工して頑張る自分に嫌気が指したのかもしれません。

 

好き勝手書く、それだけでいいじゃないか。

映画の感想を書くことに大義名分なんてありゃしない。

今年もネットの片隅でちょこちょこ映画ドラマの感想を書いていこうと思います。

仮面ライダーエグゼイド 第12話

 

 

仮面ライダーエグゼイド第12話、ついにこの日がきた!!

前回のむねあつ展開からのーーーー!!予告で雨に濡れ息絶えそうな貴利矢の姿を見てから12話の急転直下な雰囲気でいったいどうなるの??と、さまざまな憶測に踊らされた一週間を迎えました。

素直に言うと…貴利矢の安否ばかり考えて、答えの出ない堂々巡りの先には挙動不審な行動ばかりしていた一週間でした。あんまり記憶がない。なにしてたんだ私。ツイッター見るとずっとくじょきりって騒いでたわ。怖ッ!!

 

 

 

12話、OPなしから始まりました。もうここから嫌な予感しかない。

この時期のOPは、恒例って言っていいほど年末商戦の目玉・映画番宣が流れるのですが、

それすらすっ飛ばしていっちゃうエグゼイド制作陣の覚悟がビシビシ伝わってきます。



冒頭は先回からの続きから始まります。

永夢と貴利矢の心中を吐露し和解するシーンで、こりゃいい友達になりそうな…いいシーンだったなあって。

お互いの信じたい、信じてほしい気持ちが繋がったんだことにおばちゃん嬉しくってね…嬉しかったよ…



Aパートは楽しい楽しいコミカルなクリスマス。

 

こういうイベント時期は楽しいノリを随所に入れていた仮面ライダーもあるんですが(クリスマス回とかバレンタインデー回とか)、

エグゼイドに関しては物語に関係ない箇所はズバズバ切り取り、本筋をノンストップで入れてくるので中だるみがない、本筋に集中できるので飽きさせないんですよね。

 

そんなクリスマスもスピード展開で終了。ノリのよい展開の中ポッピーの秘密、自身もバクスターと暴露。おいおいおいそれってちょっと大事なことじゃないのか?バクスターならウィルスに感染した人間から排出されるんでしょ…?人ひとり消えてるってことだよね…?やけにさらっと流されたような…バクスターも良性悪性っていうのがあるのかしら?



Bパートは貴利矢が社長の秘密、陰謀を知りすぎたために罠に掛けられ殺されることに…Aパートに比べると色の濃さが違っていて気持ちついていくのが大変です。というかできたらーBパート一色で一本お願いしたかった!

 

真実が人の人生を狂わすことを、それを貴利矢さんは身をもって知っていた。

自分が知りえた真実を永夢に伝えてしまったらどうなるのか予測つく。

真実で永夢を蝕んでいくのなら、伝えられるわずかな時間で自分の思いを…

いつかくるであろう永夢の過酷な運命に立ち向かえるよう、希望を与える形で言葉を残していったことに九条貴利矢というひとは他者の気持ちを敏感にくみ取れるひとなのだと、思っていた以上に熱く敏い男だった。

優しい嘘と本心が交差する、彼らしい言葉の選び方に涙しかない。

消える前に微笑む顔が裏付ける。

小野塚さんの演技もまた細やかなしぐさが多く、それでいて印象に残るシーンやセリフも多いのだからより一層、貴利矢に心情を揺さぶられてしまうのだ。

 

 

彼は自分の体験をもとに永夢に多くの忠告と想いを残していった。

永夢や他のライダーは彼の死を見て、どう思うのか、どう動くのか。

貴利矢が運命を変えろ!と叱咤する言葉を示すように、永夢はこれから過酷な状況に転々と流されていくのだろう。



ああ、それにしても仇を取れず貴利矢さんが退場して本当に悲しい。

それと同時に貴利矢さんの死が物語の面白さを加速させていくのだろうと期待して心躍っている自分もいる。

 

九条貴利矢っていうキャラは色々な気持ちが交錯させる素敵なキャラだなあ。

劇的な退場シーンを用意してくれたが、もっとたくさん登場して永夢と戦って欲しかった、ストーリに絡んでほしかった。

再登場は願ってしまうが、最高の花道で退場したので易々と復活はしてほしくはないと相反する思いが生まれてしまう。

 

再登場という予定はあるのだろうか…?

グラファイトを倒しても飛彩の恋人小姫さんは戻ってこなかったよね。

ソルティが復活した際、データーがあれば復活できるっていうのも気になるよね。

そういった部分を積み重ねていけば、貴利矢さんが復活する日はあると望みを持ってもいいのかな?

 

それにエグゼイドのゲームオーバーの意味は死と位置付けていいのか?消滅なのか?どう捉えたらいいのかな?まだまだエグゼイドの世界には謎が多いよね。

 

あと人気があるから再登場させる、都合の良いなんでもありな再登場の仕方なら破たんした物語になってしまいそう。それまで築いて繋げたものが台無しいさせないでほしい。

復活させるならそれ相当の説得持ったシーンだといいな。

それかお祭り的な夏の映画なら嬉しいなあ。

 

とにかく脚本家の高橋さんの物語の運び方が素晴らしい。無駄がないんだな。

高橋さんが描くエグゼイドの世界が楽しみです。

いまは序章が終わったところ。次第に明らかになる謎と多々張っている伏線が気になります。

ああ、このままブレずに突き進んでほしいなあ。



映画「平成ジェネレーションズ」感想

エグゼイド本編が今とても熱い!毎週一喜一憂して見ております。
11話で信じるとはなにか…根拠がないとダメなのかと問いかける永夢、反芻し調べた結果に確信し(根拠をもたらすために調べる辺りが貴利矢らしいよね)
永夢を信じることに決めた貴利矢さんに心躍り、熱い共闘展開、永夢と貴利矢さんの間にあった壁がひとつ氷解したと思いきやーーーー
五分後には…はあ?貴利矢さんが死ぬの??どうなの??みたいな予告で突き落とされ、次回の放送を見るのに覚悟がありません。戦々恐々としてます。

私、貴利矢さん好きなんだけどー!あの予告もう無理無理ー!
しかも季節はクリスマス。ハッピハッピハッピー(byまいんちゃん)で過ごしたいところに容赦なく鬱展開予告ぶっこむエグゼイドのドSぶりに震えてます。展開次第ではキャラデゴケーキでお祝いどころじゃねえよ!お通nightだよ!

そんな憂鬱な気持ちを吹き飛ばしたく平成ジェネレーションズを見てきました。
にしても…この映画、正式タイトルが長いね!!三度ほど舌を噛みました。


前置き以上です。いつものことながらネタバレ注意。

 

 

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映画「ミュージアム」

 こんばんは。

 

感想を書くかどうか迷った映画ミュージアム

感想だけ見たい方は続きをクリックしてどうぞ。

毎度のことネタバレしてるし、かなり悪態ついてます。

 

 

 

見た動機は、お前めっちゃミーハーじゃん?みたいな理由でして、

小栗旬氏が舞台挨拶に来ることを知った夫がチケットを取ってきたんですよ。

 

私は「BORDER」というドラマを見て以来、小栗旬氏(以後敬称略)という俳優は稀有な存在であろうと思っていまして、

このドラマを語ると一夜ぐらい語りたくなるので今回は割愛するんですが、

常日頃、夫に小栗旬は素晴らしい、役作りに徹しているとさんざん褒め称えたおかげでしょうが、

嫁は小栗旬が好きだ、きっと会いたいに違いない!と気を利かしてチケットを取ってきたんですよ。

私の了承も取らず。取ってから素晴らしい笑顔で行ってきなよ!って、これ以上ない屈託のない笑顔で。

 

わー素敵!夫最高!

でもねー!ちょっとまってね!

舞台挨拶に来る日程を見ると三日後。土曜日、ううーん!?

 

その前にさ、夫よ…YOU仕事じゃん??!

ってどうもその日仕事ってうっかり忘れていたようで、あっという気付きの短いセリフのあと夫も私も青ざめてたよね。笑える~~~~~~笑えないわ!

土曜日で子供いるんだけど!?核家族だから置いていけないし預ける場所もないですし!

いや預ける場所あるけど、3日前に土曜日家族団らんしている友達のところに「小栗旬に会いに行くから預かって☆」なんて云えやしねえ。非常識すぎるだろうが。

 

 

 

どうしてこの日に小栗旬は来るの?もっと余裕ある日取りにして、急すぎる、美容院だって行けない、せめて白髪染めぐらいさせて!

じゃないわこんな急日程で何もかも準備ができやしない。

ああ、チケットがあるのに会えない、運命の歯車がズレてしまったと一人悲劇のヒロイン気取っていたけど、

その前に自分の仕事のスケジュールも把握してない夫が何も聞かずにチケットを取ってくるとかどうかしてるわ。

いやーもうチケットを取ってしまったのはしょうがない、夫の好意を無下にしたくない、そもそも取れるのが奇跡だし。

頑張った夫とスケジュールあっぱっぱーな夫に対して複雑な心境が入り混じり。

 

なんとか言い出しっぺじゃないチケット出しっぺの夫の仕事を繰り上げさせて、彼が帰宅と同時に私が映画館へロケットスタート

駅まで走るのを念頭にランニングシューズ装備に機動性重視の格好とリュック姿で挑んできました。

 

小栗旬に会いたい、今、あなたに会いにゆきます。この映画作品見てないけど。

 

 

どうにか開場時間に間に合い、無事小栗旬を拝むことができ感無量!

当日、映画館にランニングスタイルで見ていたのは私です。

ショッピングモールも併設されてるからね、そりゃおしゃれカップルだらけのところ40近くの女がランニング姿でいるんですもの。なんだかんだ結構浮いてました。

しかしそんな恥ずかしさを超えて見に行ってよかった!(舞台挨拶のみ)

 

ありがとう小栗旬。生で見た彼は恐れ多くて眩しかった…!隣の男子学生がかっこいい!抱かれてえ!とうるさかったから早く抱かれてほしかった。

途中から「撮影してもいいよ」っていう神対応付き。

スマホの持つ手が震えたし、そんなお許しが出るなら一眼レフ持ってきて撮影して綺麗なあなたを収めたかった!!!!!

 

これだけ彼が出る舞台挨拶のことについて書いてああ小栗旬のこと好きなんだなあって思われるでしょうが、

 

 

 

本当に好きなのは神木隆之介さまです。

 

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映画「貞子VS伽耶子」感想

元々四月一日のエイプリルフールから発生したネタが勢いついて映画化までになってしまった稀有な作品。

 

 

共通項は呪いと憎悪…のみ。

貞子と伽耶子は生い立ちも背景もなにもかも違うがふたりをどう同じ空間に居合わせるか、話の整合性が問われることになる。さらにVSとつくには戦わせるとなるが、ホラーという枠組みの中どう動かせるかと考えれば考えると悩みは尽きないのだ。

ネタが実現化すると色々とすり合わせることに大変なはずだ。

とにかくふたつの世界をリンクさせようとする試み、昨今ギスギスした世の中だが、今の邦画界にチャレンジャーなことをやってのけようとする人種がいるということがわかる一品。

さらに宣伝の仕方。Twitterやインスタグラムでホラーという垣根を越えて親しみを与えようと頑張っていること。貞子も伽耶子という異質な存在を効果的に使って宣伝をしていると思う。これによってあんまり怖くないかも~~~と思うホラー初心者がだまさ…いいえ興味を抱いて見に行こうと大勢生まれているのかもしれない。ちょっとその方たちの感想が楽しみ。

 

 

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ドラマ「ボーンズ〜骨は語る〜」シーズン2

全21話。

話数は多い〜けれど一話ごとの時間は43分なのであっという間に終わってしまうんですよね。
シーズン2はスクィンツ彼らの人間模様を中心に描かれています。
いろいろ狭い職場ながらも人間関係が刻々と変わっていくのが醍醐味ってところね。
今回はiPad&はてなアプリで更新しているので、ネタバレを防ぐための続きをクリックする機能がどこにあるんだろうか分からず打ち込んでいます。





大きく変わった点は、まず所長がチェンジ。
本当、ブレナンにも説明も無しに上司が変わって怒り心頭なのはごもっとも、見ているこっちも戸惑うしw
しかも新所長カミーラはブースの元恋人とのことで…しかもやり手らしいが、平気でクビにする云々の辺りから部下たちにはあんまり慕われない感じ。まあ話数が進んでいけばお互い職場のメンバーとして仕事を通じて認め、態度も軟化していったので良いんですが。
前の所長と違うのは高圧的な態度を言葉で、初っ端からハッキリと自分がボスだと知らしめてるんだよね。
でもって元恋人のブースには甘いんだもん。たまーにイラっとしたわねw


アンジェラとホッジンズの仲も急展開だし、ブレナンにも彼氏ができるわ、ブースはカミーラは寄りを戻したりと、色々な色恋展開詰め込んできたわね。どの話も泥沼展開になることはなく、出会い別れを繰り返し、不器用ながらも人間的に成長していく人間模様が多種多様に描かれました。

面白かったんだけどね、うん、なんだろう。

恋愛至上主義的なノリが多かったせいか、事件の凄惨さと温度差があるんだよね。
これがアンジェラとホッジンズ関係だけならドラマのなかのエッセンスで良かったんだけど、ザック以外オフィスラブにご熱心だもの、恋愛供給のバランスをもうちょっと考えて欲しかった。

最終回、アンジェラとホッジンズの結婚式で華麗に終わるとおもっていたら…アンジェラが一夜の火遊びのツケがここで登場。彼女、ノリで結婚式していたんですよね。わーこれじゃあ重婚になってしまうってことで、式の途中逃げるというw
でもシーズン1で確か、結婚していることを調査員に指摘されていたんですが、アンジェラは重く受け止めてなかったんですね。あちらではどうも式を挙げると結婚したことになってしまうのか〜知らなかった〜

そしてシーズン1の終わりにブレナンの家族問題が噴出し、シーズン2では取り敢えず終結します。
あのままお父さんは逃げるもんだと思ったら、最後はブースと殴り合いをして捕まります。男同士の戦いで生まれる友情マンガかよw
まあ、お父さんは子供たちを守るためとはいえ、殺しに手を染めている人。子供思いなんだろうが、愛のベクトルがちょっとズレてるのよね。お父さんの流儀なんだろうけれど、なかなか屈折してるなあと、子供のブレナンと似てると思いました。


好きな回は前シーズンにも出ていたエップス再登場。最後までブレナンたちを困らせるあたり強烈なキャラクターですね。挙げ句の果てに脱走までして、元奥さんを殺して研究所のメンバーまで手を出す愚行までします。
エップスは知能は優秀だけど、虐待を受けて育てられたとのこと。この母親がまたこっちの精神汚染してくるような風体と性格で、少しだけエップスに同情してしまいそうでした。どこで産まれるなんて選べやしないものね…


それと英国訛りのある精神科のゴードン・ゴードン先生。彼は良いキャラクターだねw
ブースが街中で銃をぶっ放し、メンタルに問題アリとゴードン先生のところを訪ねるんですが、BBQの窯を作れと言うんですよね。そして少しずつ話を重ね、根本的な問題を見抜き的確な答えを出します。ゴードン先生、また出ないかな〜2人を簡単にくっ付けないあたりがまた良かった。
























海外ドラマ「ホロウ・クラウン/嘆きの王冠」リチャード二世編

2012年、ロンドンオリンピック記念として英BBCが作成したシェイクスピアの戯曲を元にしたドラマです。あったなーロンドンオリンピック、もう遠い昔のような気持ちになってしまいます。オリンピックといえば、東京オリンピックなんだけど、競技場云々で大変ですが無事開催できるのかな?できますように。

Hulu限定とのことで、毎週月曜日に一話ずつ配信されるようですね。

現在5話目まで配信されてますが、内1~3話まではリチャード二世の物語として描かれていて区切りがよいので見た感想を。

※ネタバレあります。

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