仮面ライダーエグゼイド第12話、ついにこの日がきた!!
前回のむねあつ展開からのーーーー!!予告で雨に濡れ息絶えそうな貴利矢の姿を見てから12話の急転直下な雰囲気でいったいどうなるの??と、さまざまな憶測に踊らされた一週間を迎えました。
素直に言うと…貴利矢の安否ばかり考えて、答えの出ない堂々巡りの先には挙動不審な行動ばかりしていた一週間でした。あんまり記憶がない。なにしてたんだ私。ツイッター見るとずっとくじょきりって騒いでたわ。怖ッ!!
12話、OPなしから始まりました。もうここから嫌な予感しかない。
この時期のOPは、恒例って言っていいほど年末商戦の目玉・映画番宣が流れるのですが、
それすらすっ飛ばしていっちゃうエグゼイド制作陣の覚悟がビシビシ伝わってきます。
冒頭は先回からの続きから始まります。
永夢と貴利矢の心中を吐露し和解するシーンで、こりゃいい友達になりそうな…いいシーンだったなあって。
お互いの信じたい、信じてほしい気持ちが繋がったんだことにおばちゃん嬉しくってね…嬉しかったよ…
Aパートは楽しい楽しいコミカルなクリスマス。
こういうイベント時期は楽しいノリを随所に入れていた仮面ライダーもあるんですが(クリスマス回とかバレンタインデー回とか)、
エグゼイドに関しては物語に関係ない箇所はズバズバ切り取り、本筋をノンストップで入れてくるので中だるみがない、本筋に集中できるので飽きさせないんですよね。
そんなクリスマスもスピード展開で終了。ノリのよい展開の中ポッピーの秘密、自身もバクスターと暴露。おいおいおいそれってちょっと大事なことじゃないのか?バクスターならウィルスに感染した人間から排出されるんでしょ…?人ひとり消えてるってことだよね…?やけにさらっと流されたような…バクスターも良性悪性っていうのがあるのかしら?
Bパートは貴利矢が社長の秘密、陰謀を知りすぎたために罠に掛けられ殺されることに…Aパートに比べると色の濃さが違っていて気持ちついていくのが大変です。というかできたらーBパート一色で一本お願いしたかった!
真実が人の人生を狂わすことを、それを貴利矢さんは身をもって知っていた。
自分が知りえた真実を永夢に伝えてしまったらどうなるのか予測つく。
真実で永夢を蝕んでいくのなら、伝えられるわずかな時間で自分の思いを…
いつかくるであろう永夢の過酷な運命に立ち向かえるよう、希望を与える形で言葉を残していったことに九条貴利矢というひとは他者の気持ちを敏感にくみ取れるひとなのだと、思っていた以上に熱く敏い男だった。
優しい嘘と本心が交差する、彼らしい言葉の選び方に涙しかない。
消える前に微笑む顔が裏付ける。
小野塚さんの演技もまた細やかなしぐさが多く、それでいて印象に残るシーンやセリフも多いのだからより一層、貴利矢に心情を揺さぶられてしまうのだ。
彼は自分の体験をもとに永夢に多くの忠告と想いを残していった。
永夢や他のライダーは彼の死を見て、どう思うのか、どう動くのか。
貴利矢が運命を変えろ!と叱咤する言葉を示すように、永夢はこれから過酷な状況に転々と流されていくのだろう。
ああ、それにしても仇を取れず貴利矢さんが退場して本当に悲しい。
それと同時に貴利矢さんの死が物語の面白さを加速させていくのだろうと期待して心躍っている自分もいる。
九条貴利矢っていうキャラは色々な気持ちが交錯させる素敵なキャラだなあ。
劇的な退場シーンを用意してくれたが、もっとたくさん登場して永夢と戦って欲しかった、ストーリに絡んでほしかった。
再登場は願ってしまうが、最高の花道で退場したので易々と復活はしてほしくはないと相反する思いが生まれてしまう。
再登場という予定はあるのだろうか…?
グラファイトを倒しても飛彩の恋人小姫さんは戻ってこなかったよね。
ソルティが復活した際、データーがあれば復活できるっていうのも気になるよね。
そういった部分を積み重ねていけば、貴利矢さんが復活する日はあると望みを持ってもいいのかな?
それにエグゼイドのゲームオーバーの意味は死と位置付けていいのか?消滅なのか?どう捉えたらいいのかな?まだまだエグゼイドの世界には謎が多いよね。
あと人気があるから再登場させる、都合の良いなんでもありな再登場の仕方なら破たんした物語になってしまいそう。それまで築いて繋げたものが台無しいさせないでほしい。
復活させるならそれ相当の説得持ったシーンだといいな。
それかお祭り的な夏の映画なら嬉しいなあ。
とにかく脚本家の高橋さんの物語の運び方が素晴らしい。無駄がないんだな。
高橋さんが描くエグゼイドの世界が楽しみです。
いまは序章が終わったところ。次第に明らかになる謎と多々張っている伏線が気になります。
ああ、このままブレずに突き進んでほしいなあ。