炭酸メトロノーム

映画やドラマの感想を気の向くままに自由に書き連ねてます/ネタバレアリ

映画「平成ジェネレーションズ」感想

エグゼイド本編が今とても熱い!毎週一喜一憂して見ております。
11話で信じるとはなにか…根拠がないとダメなのかと問いかける永夢、反芻し調べた結果に確信し(根拠をもたらすために調べる辺りが貴利矢らしいよね)
永夢を信じることに決めた貴利矢さんに心躍り、熱い共闘展開、永夢と貴利矢さんの間にあった壁がひとつ氷解したと思いきやーーーー
五分後には…はあ?貴利矢さんが死ぬの??どうなの??みたいな予告で突き落とされ、次回の放送を見るのに覚悟がありません。戦々恐々としてます。

私、貴利矢さん好きなんだけどー!あの予告もう無理無理ー!
しかも季節はクリスマス。ハッピハッピハッピー(byまいんちゃん)で過ごしたいところに容赦なく鬱展開予告ぶっこむエグゼイドのドSぶりに震えてます。展開次第ではキャラデゴケーキでお祝いどころじゃねえよ!お通nightだよ!

そんな憂鬱な気持ちを吹き飛ばしたく平成ジェネレーションズを見てきました。
にしても…この映画、正式タイトルが長いね!!三度ほど舌を噛みました。


前置き以上です。いつものことながらネタバレ注意。

 

 

 

 

 

エグゼイドの面々…

永夢のなぜ適合者なのかという秘密が、なるほどそういう過去から今に繋がっているということが分かり、意外な展開で驚きでした。この秘密、映画で見た人だけ先行サービスということで後々展開されるようです。見なきゃ話が分からないってことにならないようで安心したよ。(パンフより)


その要素のせいで主人公に多く課せられるタイプの話になってくるのかなあ。
永夢先生の水晶がブレイクしちゃう可能性を少しずつ見せている、こういう伏線を入れてるのってすごいな。

そうそう永夢自身、今の状況でいっぱいっぱいで人を救う方が先だという信念が強いのか、自分の置かれている現状には悩まない点が不自然と思ってます。わざとそういった話を逸らしているのかな?まあ、自分が何者か真実を知るのは怖いよな!

 

アクションはすべてにおいて素晴らしかったです!アクションっていうと、スーツアクターの方が戦うんですけど、今回は坂本監督なので役者さんが暴れるシーンも多く取り入れてます。これは嬉しい。中々、人の姿で戦うシーンってなかなか出せないのよね、危険だし。

 

戦い方までキャラ力が発揮されていて、よく練ってるなあと。


普通見せ場でかっこいいところ作るものだと思ってましたwスナイプは闇医者で物騒ごとに手練れているのかガツガツ倒していくんですが、

永夢はね、今まで普通のひとで過ごしていたので、当然戦闘なんて慣れているわけじゃない。そうだよね、殴り合いなんて人生で何度もあるわけじゃないですし。それに仮面ライダーエグゼイドになっているときは二重人格の裏の顔状態中なので、表の顔の生身で戦うのは無理がある。だからへっぴり腰なシーンがあったり、ここまで滅多打ちにされるような主人公にお目にかかるのも初めてってぐらい、嫌っていうほど地べたを転がされていてさ、何度もピンチがやってくるたびにもう勘弁してやってよ~と思うほどでした。
永夢らしいっちゃらしい戦闘なんですけど。最期は白衣が泥まみれになるほどの死闘を繰り広げていました。スタントか中の人か分からないけれどお体ご自愛下さい。お疲れ様です。

 

貴利矢さんは劇団EXILEとあってアクションがキレキレッ!!足さばきに痺れたわ~~~
彼の良いところを取り入れたのだなと。あのアクションシーンもうちょっと見たかったけれど、あまりアクションばかりだと話進まないもんね。いやーでもいい動きでした。
本編でももっとアクションみたいなと期待してるけど、してるけどーーー

現段階11話の予告でどうなることやらで気が気でないです。今、貴利矢さんの話をすると発作のようにしんどいしか呟けません。しんどい。

 

 

ゴースト…

 

ゴーストはね…本編はですね…主人公のタケルの生死が軽く扱われてしまったような、私は眼魔の世界観が分かりにくくて半ばリタイア、ふみ婆&たこやきラブのアラン様目当てで見てました。


ゴーストとエグゼイドの世界観をどう繋げていくのか、そこ肝心だよねーって思ったら、最高の出会い方をしてくれてこの時点で脚本家の高橋さんに心の中で拝んでしまった!お互いのドライバーをみてわー!あー!お互いの正体を知るんですよね。ゴースト最終話と映画の流れを汲んで、子の世界線は繋がっているんだよってことを明確に示していて嬉しかったです。

それでですね、タケル殿はいつにましてもキラキラしていた。ドライバー使えなくなっちゃうんで生身で戦わなきゃいけない、医者の永夢は命あってこそと無茶な戦いを止めようとするけど、タケルは命がある限り戦うと。あかりちゃんを助けるためなら厭わない姿勢。お互いの世界観と設定が立ち位置が明確に描写してる。ちゃんとふたりの性格を掴んでる。どっちが強い方に流されて引っ張られるような展開でもなかった。良いバランスなんだよね。

変身できなくてもタケルはやるべきことをする。じゃあなにをするかというと、敵の正体を突き止めるためにドライブの泊巡査に流れて行くんですよね。この流れも素敵だった。無理のない話でライダーを集結させるべく、点と点をつなぎ合わせ場所を用意した辺りもう関心するしかなかったです。

それと彼が人の記憶を読めるシーンで永夢の秘密が分かるんですよね。この演出にびっくり。本編にタケルは絡めないのでエグゼイドの展開に話は介入不可、我々視聴者だけが知りえる秘密なんですよね。うまい具合に彼の設定を生かした見せ方だと思います。
最期は蛇足かなーと思うけど、トータル的にタケルの扱い方が本放送よりしっかりと描写されていてよかったです。


他のライダーたちの集結のしかたもよかった。

進兄さんと霧子のその後の関係も少ない情報からでもよくわかる。娘がドライブファンなんですがこれには嬉しかったようです。ほんとお幸せに!!
春人さんも春人さんらしい登場の仕方。聞いている方が恥ずかしくなるセリフとしぐさで懐かしくなりました。スーツアクションは…拳使っていてあれまあ…肘鉄グシャでまあ細かいところはいいかとなりました。
鎧武は進兄さんのひとことですべて納得w


話のまとまりがよく破たんしてない、それでいて続きが気になってしまう終わり方。
今メインで脚本を書いている高橋さんのライティングがお上手なんでしょうね。テレビシリーズを描きながら映画の脚本も書くのは大変難儀だったようで、そのご苦労がパンフレットにも記載されています。なんせ特撮初めて…だなんて信じられないよ。これからも期待して(特に死なないことに)本編楽しみにしてます。